事業環境委員会・労務小委員会

委員会だより

労務小委員会は事業環境委員会内の専門委員会で、既進出企業における人事総務に関わる案件を担当しています。会員企業の事業運営に影響を及ぼす労務関連法案等への対応、違法労働争議情報の共有と対策、そして施設環境面で抱える課題等々、中・短期的に解決すべき課題はまだまだ数多く存在します。そうした会員企業の直面する諸問題、課題に対し、その解決に向けた活動を行っています。

澤 俊時

委員長

澤 俊詩

(キヤノンベトナム)

 

活動の主目的

既進出企業の円滑なる事業運営を労務(人事・総務・施設・その他)の観点からフォローする活動を行う。

*会員企業の事業運営に大きな影響を及ぼす労働・安全衛生法を中心とするベトナム法令の分析、具体的な問題に対する改善の要望。又、法に則らない労働争議情報の共有と対応など、中・短期的に解決すべき課題へ関連委員会と連携を取りながら取組む。

活動計画(定期)

毎月1回労働小委員会を開催し、主に以下の点について議論する

  1. 労働法、労働組合法、その他労務に関する法令の細則内容の確認とJBAV意見のまとめ。必要に応じ会合の設定と意見書の提出
  2. 最低賃金に関する意見交換
  3. 法に則らない労働争議に関する情報共有と必要に応じ対応策の検討・共有
  4. その他新規テーマ

その他

本小委員会で議論する案件は、会員企業様の声を基に行っております。ご意見等ありましたらお近くの労務委員(若しくはJBAV事務局)までお知らせ頂けば幸甚です。

活動報告

  • 2/17(金)第10回労務小委員会開催
    ① ベトナム労働生産性に関する基礎情報収集調査
    Vietnam Economic and Research InstituteにJICAが協力し調査実施
    最低賃金決定方法、生産性向上に向けた政策提言を行う
    政府、各産業団体、企業へのヒアリングを行うため、調査対象となった場合は協力をお願いしたい
    ② 労働法改正
    改正案の大きなテーマである時間外労働上限時間、休憩時間についてJBAV意見書を3/15に提出
    全ての業種、職種を一律に規制するのではなく、労使合意に基づき各企業が柔軟に規定を取り決める仕組みの構築を要望
  • 12月16日(金)第8回労務小委員会開催 MOLISAからの報告
    ・2017年5月の国会審議、10月国会で承認を予定
        ※日程が厳しく、10月国会審議にずれる可能性あり
    ・TPPがなくても労働法を予定通り改正することMOLISAは主張する
    ・改正法案において、労働安全衛生に関する26条を削除(労働安全衛生法として独立したため)
    ・賃金の定義は「基本給、賞与、手当も含む」
        ※社会保険料の算定基礎は社会保険法に基づき、「賞与」を除外
        ※最低賃金の算定概念を「最低生活費ニーズ」から「最低生活水準」に変える
            (ニーズは算定が難しいため)
    ・賃金テーブル作成の5%と7%のルールは廃止予定
    ・賃金テーブルの公開義務は継続。是非の議論があることは理解
    ・時間外規制
    <提案①>1日の通常勤務と時間外の合計は最大12時間、時間外は最大連続5日まで、年間上限は600時間
    <提案②>1日の通常勤務と時間外の合計は最大12時間、時間外は最大連続5日まで、年間上限は規定しない
    →労働総同盟は反対。年間上限400時間を主張
    ・女性の生理休憩について、1日30分の付与義務規定を削除する (製造業での運用困難に配慮)
    ・定年退職年齢は引き上げと引き下げの意見がある
    <提案①>男性:60歳、女性:55歳 ※現行通り
    <提案②>男性:62歳、女性:60歳(段階的に引き下げる)
    ※外国人労働者について、MOLISAは政令11号のガイダンスとして通達を公布。(No.40/2016/TT-BLDTBXH)10/25公布。12/12施行
    →手続きや申請書類の規定が中心であり、大きな改定はない
  • 11月25日(金)第7回労務小委員会開催 
    1)MOLISAとの労働、賃金に関する第2回対話会(11月14日(月))
    【前回9月28日(水)対話会に比較し法改正のドライブが弱まった印象】
    2)2017年度最低賃金
    【2017年の最低賃金政令が11月14日(月)に公布(Decree153/2016/ND-CP)】
  • 10月21日(金)第7回労務小委員会開催 労働法改正に関する動き
    【VCCI主催第4回 労働法改正に関する雇用者側専門家Working Group会合】10/3開催
    MOLISAへの提案内容を議論
       ①賃金についての提案
       ②時間外労働規制の緩和に関する提案
       ③定年退職の年齢についての提案
    現行法でも労使の合意で定年後の労働契約の延長が可能であり、Working Groupとして意見を出すことはしない
  • 9月16日(金)第6回労務小委員会開催
    1)VCCI労働法改正に関する雇用者側専門家WG報告(9月9日)
    2)MOLISAとの労働・賃金に関する対話会
       9月28日(水)14:00~17:00に開催。労務小委員会、WT1/2企業の日本人、ベトナム人担当者が出席。MOLISAはMinh賃金局長他、課長・担当者クラスが出席