2014年2月8日(土)、ベトナム日本商工会佐藤元信会長が国家主席府を訪問し、チュオンタンサン国家主席と面会しました。
今回の訪問に先立ち、1月に深田博史駐ベトナム特命全権大使閣下がサン国家主席に面会し、「日本企業が現在抱える諸
問題のうち、2~3の問題について早急な改善をお願いしたい。」と依頼したところ、サン国家主席は「企業から直接意見を聞
く機会を作る。」と応じ、今回の面会が実現しました。
今回の訪問には、深田大使閣下、他大使館関係者、JBAV佐藤会長、JBAH山口会長、他担当役員が出席し、商工会の会員
企業が抱える様々な問題についてサン国家主席に直接訴えました。
日本側からは、①税制・税務執行(税制優遇政策等)について、②自動車産業の振興について、③日本人学校(ハノイ・ホーチミン)
の土地問題について、④労働問題(労働許可証・労働時間規制等)について、3月の国家主席訪日までに結果を出して欲しいと申し入れました。
会談は予定を超えて2時間に及び、ベトナム側各省大臣、副大臣との意見交換が非常に熱心に行われました。
サン国家主席は日本側の要望に対し、「日本企業によるベトナム投資を高く評価し、今後も日本からの投資に期待している。今日聞いた
問題点の一刻も早い解決について、関連省庁に指導する。」と返答されました。
この会談の後、各問題について、ベトナム側担当部署との個別の会談の機会が設定され、問題解決に向けて具体的な協議が始まっています。
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2014年度JBAV定期総会